北海道のお通夜・・

ラム

2010年08月15日 22:50

世間はお盆休みですね。

北海道に来て5年弱、ニセコに来て2年半。
葬儀に行かれる方に託したりとか、会社で香典や弔電の用意をするとか、
そんなんはありましたが、先日こちらで初めてお通夜に参列しました。

本当にお世話になった方で、まだお若かったのに
突然の事で、とてもとても悲しかったのですが。。

なんせ初めての事がいっぱいで、一人焦り気味でした。
いい年して1から10まで今さら聞けへんし(汗)
地元ではそれなりに参列したこともあったんですけど。。
だいっっぶ、違いました。

恥をしのんで、とりあえずメモっておこうと思います。


1.お通夜も時間厳守。
  開始から終了までの間に参列し、順番にお焼香を済ませて帰るという流れと
  思っていたけど、葬儀と同じように全員が座って読経を聞き最後の説教まで出席。
  ちょっと遅れて行こうとか思わなくてよかった。。
  あと「お通夜はお葬式に行けない人」ってイメージやったけど、実はこっちでは
  通夜がメインだったりするとか?お葬式は親族中心みたいな感じですよね。   

2.御香典には領収書。
  こっちで売ってる不祝儀袋は水引も印刷されたペラペラな封筒タイプのが多く、
  「こんなんで渡したら失礼やん。ちゃんとしたやつ買わな。」と思ってたけど、
  理由が判明。受付で、レターオープナーみたいなのでウィィーン。と開封され、
  領収書に金額書かれて返礼品に挟んで渡されます。水引付のやと外すのめっちゃ
  めんどくさそう。しかも、こんなん使うのは高額の場合っぽくて、領収書金額
  一ケタ間違われかけたほど(汗)記帳もないし、事務的というか合理的。
  会社で出す場合は領収書の存在はとっても楽でしたけどね。
  北海道では香典返し(半返しとか・・)も基本しないらしいです。

3.廻し焼香台の穴。 
  廻し焼香自体、遠い昔に1回ぐらいやったことあったような。。?って感じでしたけど、
  廻って来た人たちの、バッグをゴソゴソする音と、チャリーンてコインの音で
  「はっ?!チャリーンて何?!(@_@)」とパニクるものの、今さら聞けず。
  となりの若い後輩までがゴソゴソチャリーンて!廻って来たのみると
  台にコイン入れる穴がありました。なんか後で調べたら、お寺へのお賽銭?香料?ぽいです。
  100円ぐらいなのかな?今度誰かに詳しく聞いてみようっと。。
  
4.葬儀委員長ご挨拶。
  そもそも式自体、町内会とかが仕切っていて、受付もみんな近所の役の人たち。
  で、最後に喪主ではなくて葬儀委員長な人が立って、故人の生い立ちなどを語る。
  そうだったんだ~って思うところもあったりして、故人の情報を共有できていいかも。


しかし冷房もなく、お寺のワンフロアに大勢の人が長時間ひしめいていて、
ハンパなく暑かったです。北海道、ご遺体の保存とか、ちゃんと慣れてる?
大丈夫?て余計な心配しちゃうほどの暑さでした。

上着脱いで扇子でバッタバタ扇いでるオジサンたちを見て、
ちょっと非常識ちゃうの~?とか思ったものの、時間が立つにつれ私も暑さでぐったり。
ハンカチは涙を拭くより、汗を拭く人の方が多かったほど。。
こんな暑さは、北海道では珍しいのかもしれんけど。

普通のお菓子を色々積んでお供え物にしてあったりも不思議やったし、
あと聞いてはいたけど「親族の方は明朝、記念撮影があります」だって。
葬儀に記念撮影。すごい違和感。
飾ってる生花はお持ち帰り出来たりもするらしいって聞いたことあるし。
所変わればってやつですね。同じ日本でもこれだけ慣習が違うとは。
まだこの1回しか行ってないので、規模や地域によっても変わるんだとは思いますが。

廻し焼香だけでは物足りなく、居残って列に並んで前に行き
ご遺族にご挨拶とかご位牌の前で手を合わせるとかも出来て、
やっとお別れの気持ちになれました。


ご冥福をお祈りしたいと思います。




※そうそう、ダンナさんの礼服こないだクリーニング出したら
超縮んで返ってきたんですけど。高いスーツやったのに台無し。
(もう今の収入体系ではこんないい服買えないよう泣)
近くでいいクリーニング店をご存知の方はご一報ください(~_~;)

 
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